コロナ禍での死
緊急事態宣言は解除されることになりましたね。
感染者が下げ止まりと言われる中でこれ以上経済を
止めるわけにはいかないとの判断なのでしょうか!!
医療ひっ迫と経済活動、両立させる方策はないものなのか
色々な意見がありますが何が正解なのかわかりません。
今年に入ってすぐに「緊急事態宣言」が発出されて当地でも
多くの公共の施設が閉鎖され我が自治会もほぼすべての活動が
中止に。
参加している「花の会」の活動も今年は中止になっていました。
そんな2月のある日、掲示板で共に活動していた仲間のご主人さまが
逝去されたとの張り紙が( ;∀;)
既にご家族での葬儀は済まされたとのことでした。
昨年11月の最後の活動の時「うちの主人はやせているけどとても元気なの、
よく山歩きにも行ってるのよ」とお聞きしていたのです。
どんな思いで日々を過ごしているのか思いを馳せながらお会いする
日を待っていましたら「花の会」で久しぶりの活動日。
そこでご本人が出ていらっしゃいました。
休もうかと思ったけどお天気がいいので気晴らしに出てきたのだと。
草取りなどを済ませてお宅にお伺いさせていただきました。
コロナ禍なのでお互いマスクです。
しばらく葬儀の模様を録音したテープを聞かせて頂き知らなかった
生前の様子なども知ることができました。
クリスチャンだったので教会での葬儀、私たちもお部屋にしつらえてあった
いくつもの花かごに囲まれた遺影の前で目を閉じて手を合わせました。
我が家にある備前焼のお地蔵様を1体差し上げて飾ってもらいました。
ご主人さまはとても穏やかな人柄で自治会の活動にも積極的に参加され
多くの人の信頼の厚い人でした。
奥様のお話の中で「主人はとても健康で病院に行ったことがなかったの。
ところが年末咳が出るようになり苦しそうなので年明けを待って病院へ
検査入院のつもりが全身のがんがわかってそのまま入院になり1か月で
あっけなく逝ってしまった」とおっしゃいます。
聞いていた私たちもビックリでした。
息子さんはお医者さんとお聞きしていました。
葬儀のテープで自分が医者なのに父親の病気がわからずまさかこんなことに
と無念なお気持ちをおっしゃっていました。
多分ご本人も体の異常は感じていたのではないかと推察しました。
コロナ禍・・・そうでなくてもかかりつけ医を持たなかったので病院に
かかるのを躊躇されたのではと思いましたね。
つくづく奥様が今まで傍にいるのが当たり前だった人がこんなに突然に
いなくなるとは考えてもいなかったと。
「今でも家の中を探してしまうことがあるのよ」の言葉は胸に刺さりましたね。
私たちにだからご主人を大事にしてねと・・・
確かにコロナでなかったらもっと早く病院にかかっていたことでしょう
残念で仕方ないですね。
ここ数年周りで同じ世代の人たちが亡くなってしまうことが続いています。
なんとも哀しいです。
いずれ私たちにもやってくる問題、お互いに健康に気を付けましょうと
別れました。
コメント欄はしばらく閉じさせてもらいましたがこの問題は他人事では
なくみんなで気を付けないといけないと強く思い記事にさせて頂きました。